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2014/03/21 (金)いいともの小沢健二のテレフォン見ての雑感

昨日いいともに出演したオザケン。


元々この出演自体、ナタリー大山氏の現在は削除されたpostによれば

年末NYの小沢くんに電話して「いいとも出ない?」って聞いたら「トークだけじゃなく弾き語りできるなら意味がある気がする」って言ってくれて今日の出演が決まったっていう経緯。何かのついでじゃなく「いいとも」の最後に歌を届けるための来日です。

とのことで、大山氏を通じて出演依頼が来たのか、はたまた番組側へ売り込んだのか。

てかそんな前からオファー交渉するものなのね。


番組終了まであと僅かで豪華なゲストが目白押しの中、メインの視聴者層には今や(観客の反応からしても)「名前ぐらいは…」程度な知名度であろう小沢健二をここに持ってきたのは、スタッフからタモさんへの計らいなのかな。


タモさんとオザケンの関係は今更書く必要もないかとは思うけども一応

タモリの凄さ 小沢健二が『いいとも!』出演時の一言にあり|NEWSポストセブン

「俺、長年歌番組やってるけど、いいと思う歌詞は小沢くんだけなんだよね。あれ凄いよね、“左へカーブを曲がると、光る海が見えてくる。僕は思う、この瞬間は続くと、いつまでも”って。俺、人生をあそこまで肯定できないもん」



前半のトークは16年前の最後のテレビ出演時のMCもタモさんだったこと、出てない間は世界中を飛び回ってたこと、妻と子供をもうけたことと、旅していた中で起きた珍エピソードを紹介。


後半部分は弾き語り。

「タモリさんと番組のスタッフの皆さんに」と呟いて歌い始める。

(ぼくらが旅に出る理由)

遠くまで旅する人たちに あふれる幸せを祈るよ

ぼくらの住むこの世界では旅に出る理由があり

誰もみな手をふってはしばし別れる

番組へのお別れの言葉なのだろうか。

(さよならなんて云えないよ)

左へカーブを曲がると 光る海が見えてくる

僕は思う! この瞬間は続くと! いつまでも


南風を待ってる 旅立つ日をずっと待ってる

"オッケーよ"なんて強がりばかりをみんな言いながら

本当は分かってる 2度と戻らない美しい日にいると

そして静かに心は離れてゆくと


美しさ ポケットの中で魔法をかけて

くだらないことばっかみんな喋りあい

町を出て行く君に追いつくようにと強く手を振りながら


いつの日か 長い時間の記憶は消えて

優しさを 僕らはただ抱きしめるのか?と

そして「長い間お疲れ様でした」。


この美しい瞬間は永遠に続くんだ!でも本当はそれが永遠じゃなくていつか忘れられてしまうのはわかっている。果てにある絶望という結末をわかっていながら、それでもその美しい瞬間を最大限に肯定する。


タモさんが感銘を受けたフレーズにして(その部分で「ふふっ」て声を上げていた)、まさしくこの32年間も美しい瞬間を放ち続け、そのいつか来る終わりを迎えたタモさんと番組スタッフ、そして「笑っていいとも!」へのねぎらいの言葉になっていた。



いったん区切り、歌はまだ続く。

(それはちょっと)

いつかひょっとしたらって思うよ 電光石火の早業で

結婚式をすませて でっかい黒い犬でも飼って

子供たちを育てて 金婚式 お葬式って

でもやっぱりダメダメダメぼくは!ワガママだから

(ドアをノックするのは誰だ?)

街は様子変えて僕を包む

街路樹の匂いもちょっとずつ変わってく

スケートリンク 君と僕と笑う

爆音でかかり続けてるよヒット曲

たぶんこのまま素敵な日々がずっと続くんだよ

風薫る 春の夜 君の心の扉を叩くのは

いつも僕さって考えてる


夏にもぎとったオリーブ

秋に読みあったストーリー

幸せだけでI'm sorry 僕の簡単単純なメモリー

やがて夜が来て 2人ベッド飛びこんで

あー君とずっと眠りたい!


誰かにとって特別だった君を

マークはずす飛びこみで僕はサッと奪いさる

寒い冬にダッフルコート着た君と

原宿あたり風を切って歩いてる

たぶんこのまま素敵な日々がずっと続くんだよ

風薫る 春の夜 君の心の扉を叩くのは

いつも僕さって考えてる

後半2曲、なぜこの選曲だったのかは自分は今のとこよく解らない。「ダメダメダメダメ」が「ダメダメダメぼくは」になっていたり、冬から始まって冬で終わっていた物語が春から始まり春に終わる順番に入れ替わってたのが何か手掛かりになるのかな。近年のライブでは結構変わってるので意味は無いのかもしれないけども。


それはちょっとと言っていた"ぼく"が今や結婚して子供までいる。「たぶんこのまま素敵な日々がずっと続くんだよ」と言い、そしてまた春は来るよと、前半の"永遠に続かない"ことを自分自身で否定していたのかもしれない。



弾き語りを聴いたタモさんの表情、ほんとうに嬉しそう。