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2010-05-10Kanon問題について@2010/5/10 このエントリーを含むブックマーク

もりやん
@catfist
 例によって今北産業でKanon問題について言及すると、まあ、葉鍵は社会問題だったのだなあというか、『Kanon』という固有作品の問題ではなく我々プレイヤーの問題だったんだよね。(2010-05-10 20:52:56) link
もりやん
@catfist
 KanonKanonでちゃんとまとまっている、すくなくともそう解釈することはできるが、我々はそれでは納得できなかった。それはポスト葉鍵の諸作品が示す通りではないだろうか(2010-05-10 20:54:17) link
もりやん
@catfist
 そゆ意味では、「あのときのエヴァ」と同様の、時代固有の――特定の評論環境においてのみ存在する問題であったとはいえる。無視すれば済む話。(2010-05-10 20:55:55) link
もりやん
@catfist
 ただし、ゼロ年代のシナリオゲーをKanon問題抜きで語るってのはそうとう難儀なんじゃねーのかなあ。(2010-05-10 20:59:01) link
もりやん
@catfist
 Kanon問題はやはり本質的な問いをはらんでいると思う。それはつまり、ゲームが物語のメディアとして消費されている、という顛倒。ゲームクリア(コンプリート)が、物語の完全解決を伴わないことは、問題視されうる、ということ。(2010-05-10 21:04:54) link
もりやん
@catfist
 一番一般的な立場としては、ゲームは物語である以前にゲームであるから、ゲームとしての解決が図られている以上Kanon問題は存在しない。のだが、クリエイターとプレイヤーの共通理解において「まずゲーム」でない作品は存在するので、それで全ツッパはできない。(2010-05-10 21:08:16) link
もりやん
@catfist
 そゆ意味では、『CROSS†CHANNEL』とかほんと何重に顛倒してんだって話で。Kanon問題という、本来ゲームとしては存在し得ない問題をいったんテクストに読み込み、それをさらにメタテクスト的に処理するという。(2010-05-10 21:16:14) link
もりやん
@catfist
 『君が望む永遠』に、グランドエンドを求める声がほとんど聞かれない事実は、Ageのゲームメーカーとしての立脚の確かさを感じさせるもので、正直言って好ましい。だからあんなひでえシナリオのFDが作れるわけで。(2010-05-10 21:24:08) link
もりやん
@catfist
 Ageは、「我ゲームにして物語に非ず」を信じられるのに、なぜ「我ゲームにしてアニメに非ず」を信じられないのか。(2010-05-10 21:25:21) link
もりやん
@catfist
 「Kanon問題」と表現されている現象を、ゲームの立場から論じれば「誰でも選んで救うことができる」であり、物語の立場では「選んだ相手しか救えない」となる。(2010-05-10 21:31:49) link
もりやん
@catfist
 その断絶を、物語の事情として、メタテクスト的な物語みたいなものを仮構して一括処理しようとするのは、評論として筋が悪かろう。あゆにはあゆの、栞には栞の相沢祐一がいる、とか。(2010-05-10 21:35:56) link

2009-12-22

アニメレールガンのコンセプトは「孤高の超人・御坂美琴を周囲の何でもない人の輪の中に溶け込ませる事」なのか

03:45 | アニメレールガンのコンセプトは「孤高の超人・御坂美琴を周囲の何でもない人の輪の中に溶け込ませる事」なのか - 猫拳@ついったー部 を含むブックマーク はてなブックマーク - アニメレールガンのコンセプトは「孤高の超人・御坂美琴を周囲の何でもない人の輪の中に溶け込ませる事」なのか - 猫拳@ついったー部

@catfist 『禁書目録』って、ヒューマニズムをあんま言わないよね。例えば『シャナ』はシャナに「人間らしい人生」を取り戻させることを美徳として描いてて、普通はそうなんだけど。 >> http://bit.ly/8Lvu2s とある科学の超電磁砲 - tora_17 - はてなハイク

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@catfist 上条にとっての弱者=守るべき者は基本的にはインデックスなわけだが、上条はそれほど必死にインデックスを戦いから遠ざけようとはしていない。上条がある意味弱者だったり、インデックスがいまいちヒロインとして機能してなかったり、インデックスがそこそこ自衛できたりするせいでもあるが。

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@catfist 視点を変えてみる。上条が「戦いから遠ざけよう」としている人物が一人だけいる。御坂美琴だ。上条よりよっぽど強いのに。あと、18巻。肯定的に描かれる、弱者の参戦。

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@catfist 『禁書目録』においては、こないだも言ったが「自己犠牲」は美徳なのだ。もっと言うと、危機とか運命とかに立ち向かうことは万人の権利であり義務なのだ。シスターズがアクセラレータに立ち向かったことも、戦闘力皆無のオルソラがヒーロー側に回ったことも、つまりそういうことで。

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@catfist そして、これは『禁書目録』における御坂美琴像の核心なので何度でも言うが、美琴は「戦いから遠ざけ」られて傷ついているのだ。上条とともに危機に立ち向かわせて欲しいと思っているのだ。多分美琴が五和のことを知ったらものすごく嫉妬するだろう。

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@catfist 最初に戻る。「孤高の超人・御坂美琴を周囲の何でもない人の輪の中に溶け込ませる事」は確かに美徳だろう。しかし、平和で人間らしい生活こそ幸福なのだ、といってしまえば、それは上条に近づきたい美琴の意思を否定することにもなりかねない。

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@catfist いや、まあ、普段はなんでもない人々と共にあり、有事に際しては自ら危険に飛び込む、でも全く問題はないんだけど。しかし、愛と勇気と戦友だけが友達でも、イギリス清教の連中はちゃんと幸せそうではないか。

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@catfist ちょい待ちと。美琴って本当に「普通の幸せ」に執着ないんですかと。これは難しい。まず、上条が本当の無能力者だったら美琴と接点はなかったはずだ。しかし本当の超能力者だったら惚れなかったかもしれない。戦うことを望む一方、恋人っぽいことをしたがってもいる。

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@catfist 美琴は、ヒーローと一般人の狭間にいる。戦いを厭ってはいない。しかし普通の幸せから目を背けてもいない。戦ってれば満足な正義の味方というのは言いすぎだが、しかし還俗してただの娘として生きていくのが幸せってわけでもない。

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@catfist 美琴の理想を言えば、上条さんの恋人になって共に戦うことなんだろうね。そこで上条さんの恋人になることが不可能だと仮定しよう。美琴の幸せってなんだろう? ……やっぱり、学園都市というコップの中にいる限り、それは得られないと思うんだよなあ。

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@catfist なんとなれば、学園都市の中で自分より弱い者を守り、平凡な人たちと触れ合う日常――それ自体、上条の手で守られているものだからだ。美琴と上条を隔てるものだからだ。

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@catfist 美琴がヒーローと一般人の狭間にいるといったが、これは上条も同じだ。上条も平穏を愛し、しかし自分のそれが失われることは恐れない。だから学園都市の外でも戦う。自分の日常が第一なら、イギリスの平和なんかほっときゃいいのだ。美琴も、そういうところがあるんじゃないのかなあ。

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@catfist ラスボスが人から切り離された罪の象徴になるってのは基本的な手筋ですね。 http://bit.ly/5HeWBO http://bit.ly/6hi2F3 ただ、AIMバーストについては、木山先生も含めた負け犬たちの集合、という面をより強調すべきに思う。

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@catfist すり替えというか、段階的遷移。木山が加害者だと思ったら被害者で、さらに木山の被害者たちが加害者に。AIMバースト戦で糾弾されているのは絶望した弱者の暴力。加害者が別の所では被害者だから、加害者は糾弾されていないように見える。でも爆弾魔はやっぱり裁かれたんだ。

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@catfist ラスボスが十字架を背負って昇華される必要があるのは、悪人を憎む→そいつを動かした黒幕を憎む→さらに→さらにという憎しみの連鎖を終わらせるため。でも『超電磁砲』の場合、一段階目の悪人である爆弾魔からして、利用されただけっていう扱いじゃないわけですよ。木山と同じ意味で悪なんだ。

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@catfist 木山も爆弾魔も他の使用者たちも、学園都市で挫折してそれに耐え切れなかったという点では同じ。むしろAIMバーストは、爆弾魔→木山→学園都市上層部という形で繰り上がっていく憎しみの連鎖を、最初の段階まで巻き戻した、そういう特異なボスキャラというのが注目に値する点じゃないかな。

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@catfist 被害者だからって甘えんじゃねーぞと。だから、美琴は木山の希望をぶっ潰したことで負い目を感じる必要は全くない。ただし、木山の代わりに子供たちを救おうとは思わないのか、というツッコミは避け得ない。子供たちには何の罪もないからね。

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@catfist もちろん、パッと見の問題としては、AIMバーストが罪を背負って昇華されたという解釈は完全に正しい。パッと見は大事だ。しかしその罪は「黒幕」の罪ではないと。 http://bit.ly/5HeWBO http://bit.ly/6hi2F3

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@catfist そうそう、AIMバーストの何が面白いって、ブッちめられる連中の中に佐天が入ってることだよねw 人生ナメんなと。「『自分だけの現実』を他人に委ねる」なボケと。他人というのはまんまネットワークのことでもあるし、恐らく「学園都市」のことでもある。挫折した原因を他所に求めなさんなと。

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2009-12-20

『フレッシュプリキュア!』第45話について

05:04 | 『フレッシュプリキュア!』第45話について - 猫拳@ついったー部 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『フレッシュプリキュア!』第45話について - 猫拳@ついったー部

@catfist この、元の世界はなんでか無事というユルさもまたフレッシュであるなあ。褒めてねえぞ。

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@catfist だからその不安根拠ねーし。もういちいち細かいことつっこまねえけどさあー

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@catfist あのさあ、キュアピーチの正体って大輔的に大問題でしょ? おーいおい完全スルーだよかっわいそー。しーらね

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@catfist どうせ意見すんの親だけなのにどうして街の人全員に見せんの。まあ大輔問題に比べたらなにもかもどうでもいいけど

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@catfist うん、それを入れる理性があってどうしてバラシシーンでラブと大輔の視線のやり取り入れないのかなって。

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@catfist 子供たちの意思を尊重するかどうかの話し合いをしてんじゃねえのか

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@catfist 後悔以前に世界が滅ぶっつってんすけどね。いいけど。普通の反応だけど。離婚してる美希ママが過敏だとかはわかってる感じなんだけどね。

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@catfist ところでカオルちゃんはなんかお言葉ないんすかね。

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@karari @catfist あ、でてきたよ

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@catfist @karari なぜかタルトだけでしたね。うーん。わからなくはないけど。直感的にプリキュアを全員スルーってのはどうかなと。

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@catfist うんそれ。細かいところで流れが寸断されてる。構成が悪い。 QT @100_200: 何か違うな!神回候補なのに!

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@catfist 神回候補という評価がこれほど相応しい回もあまりない。

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@catfist @karari いやーおいてかれちゃったんでそれはないでしょうw

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@100_200 @catfist フレッシュはポテンシャルはあって、それを所々で見せるんだけど、うまく噛みあわない時の違和感もでかいですよね

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@catfist @100_200 うーん……パッションはじめとして基本的には常に噛み合ってないっていう評価かなあ……。やろうとしてることは面白いんですが、自分らが何をやろうとしてるかわかってなさそうな感じなんですよね。

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@catfist この段に到ってメビウス様とプリキュアの疎通が皆無ってのはさすがにありえないんじゃないかなあ。そのせいでおかしくなってるとこがいっぱいあるんだよ。ほっといたら自分らの世界がどうなるのかわからないでしょ?

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@catfist 過去シリーズでのラスボスとの遭遇ってどれもちょっと特殊なエピソードだったからそのまま使えないのはわかるけど、だったら別に空にメビウスのでかい顔がでてきてわっはっは、でもいいのよ。プリキュアが敵の目的どころかシフォンがどうされるのかもよくわかってないってやばいっしょ。

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@catfist で、親バレはするとしよう。大輔も一旦おいておこう。どうして親に心配かけてでも戦いに行くのか?シフォンのためです。だったらそれは自分の譲れないものを貫徹するってことで、つまり親離れだ。「ラブ、いつの間にか立派になったのね」とこうなる。

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@catfist あるいは世界を守るためです、となる。この場合は子供のままだ。親は心配だし行かせちゃならないのだが、自らの無力を恥じつつ送り出すとなる。この場合は「娘がこんな危ないことをしてるなんて知らなかった」「絶対に戻ってくるのよ」でいい。しかしそういう話じゃあなかった。

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@catfist つまり、構成が悪いんだよ。どういう意味のエピソードをやろうとしてたのか自分らでわかってないんだ。

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@catfist じゃあなんで親に正体バラすのかだ。過去シリーズではやらなかったしそれで問題なかった。ラブの心情を考えてみよう。ややこしいことになるに決まっている。でも言う。なぜか?1.天然だから 2.隠し事はよくないから 3.帰ってこれないかもしれないから

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@catfist 1.だとすれば反応がおかしい。2.だとすれば今まで隠していた(強い)理由と、それが覆す同等以上の理由付けが必要だがそれもない。3.だとすれば決死隊が生き延びる決意を固める描写が必要だがやっぱりない。

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@catfist さあ次はせつなだ。イースに戻ってしまうかも。伏線は張っておきましょうね。で、それを言うなら、そしてこの展開から、せつなだけは故郷を離れるのではなく故郷に乗り込むのだから、「わたしの心のふるさとはここ」「私のお母さんはあなた」を言うべきだ。

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@catfist じゃあ大輔だ。バラす時に大輔にすまなそうな顔をするラブ、そして何らかの大輔のリアクションは必須。大輔の反応としては逃げるとかこらえるとか逆に勇気付けるとか色々あるが、とにかくその場でなんかやんなきゃダメ。

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@catfist 親御さん方。まあなんだ、ほんと普通の反応なんだけど、お子さん方とノリが違うことこの上ないです。それこそダンスの話とちゃうねんぞ。ズレがあるならあるなりにそのズレ自体をフォーカスせなあかんよ。「友達が心配」/「世界が危ない」⇔「それはどうでもよくて娘を危険な目に遭わせられない」

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@catfist で、ズレがフォーカスされたら修正できる。「友達が心配」⇔「それはどうでもよくて娘を危険な目に遭わせられない」なら「友達も貴方も帰ってきなさい、後でちゃんと紹介しなさい」 「世界が危ない」⇔「それは(ry」なら「代わってあげたいけど、どうしようもないのね…」 とやれる。

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@catfist そういうちゃんとした議論ができてないので、親御さん方はただただ危機感の足りない間抜けな内輪揉めをしていたように見える。他の街の方々はなんのために聞かされたのかサッパリわからない。

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@catfist まあ、これまで「四ツ葉町」についてずっと、その必要が明らかなのにもかかわらずろくすっぽ描いてこなかったのだから、そのツケが1話やそこらで払いきれるわけないけどね。

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@catfist いやーこうしてみると今更どうしようもない歪みが多いなーフレッシュ! というわけで、今週のフレッシュプリキュアが神回になりきれなかった理由でした。

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@catfist あとはもう全体的に危機演出がなっちゃいないとか色々あるけどね。例えばノーザさんの手柄なのにノーザさんが調子コイてないとかね。カワリーノさんなら「最初から私一人で充分だったのです」とか言ってくれんのにさ。あいつの思い通りになっちまった!がないよね。

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2009-12-19

「学園都市を支配する《科学》という言説―― とある科学の超電磁砲 #11 「木山せんせい」 ? だい亜りー」に対する反応

12:08 | 「学園都市を支配する《科学》という言説―― とある科学の超電磁砲 #11 「木山せんせい」 ? だい亜りー」に対する反応 - 猫拳@ついったー部 を含むブックマーク はてなブックマーク - 「学園都市を支配する《科学》という言説―― とある科学の超電磁砲 #11 「木山せんせい」 ? だい亜りー」に対する反応 - 猫拳@ついったー部

@catfist これについて考えていた。 >> http://blog.ajin.jp/2009/12/17/project-railgun-episode11-review 学園都市を支配する《科学》という言説―― とある科学の超電磁砲 #11 「木山せんせい」 ? だい亜りー

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@catfist 『超電磁砲』において、「レベル」が、遡れば「科学」という審級が人々(子供たち)を抑圧している、という解釈。それは社会風刺っぽくて魅力的なのだがちょっと待ってほしい。木山先生が関わった暴走実験って、誰も救おうとしていない点で『禁書目録』まで含めると非常に例外的なの。

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@catfist 1万人虐殺したアクセラレータも、敵キャラ中最クサレ外道のテッラも、いかに限定的であれ何者かを守り救おうとしているのよ。現在のところ科学・魔術サイドそれぞれの黒幕であるアレイスターとフィアンマの目的は謎だが、現時点で「○○の発展のため」とかそういう空虚なことを言った敵はいない。

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@catfist じゃあ学園都市の有象無象の科学者どもはどうなんだと。恐らく彼らのけっこうな割合は単なるマッドサイエンティストだろう。しかしそれをもって学園都市がマッドサイエンスに支配されたヒエラルキーだと言っちゃっていいのか。アレイスターは恐らく…いや明らかに、世界を救おうとしている。

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@catfist 『禁書目録』における悪とは、何かを救うために他の何かを犠牲にすることだ。それを力でもって行うことだ。だからこそ、上条はメサイアコンプレックス気味の全員救われなきゃ気が済まない人物として、そして「無能力者」として描かれている。

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@catfist では、『禁書目録』を念頭に置いて『超電磁砲』を見るとどうか。観点は二つある。まず思想性。美琴は、『超電磁砲』においても、理不尽な暴力から弱者を守った上条の背中を見ている。その上で本題であるレベルアッパー事件に取り組んでいる。ここでの美琴の目的意識は「誰も犠牲にしない」だろう。

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@catfist してみると、爆弾魔さんに対する美琴の怒りの原因は、「あんなほうぼうに迷惑かけたクセに、目的がクソくだらない」というところにもあったのかもしれない。そんなザコ一匹止められなかった自分への苛立ちもあるかも、と思うと面白いねアレ。

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@catfist 2点目は、『禁書目録』におけるレベル6実験との関係。アレイスターのメインプランであるアクセラレータの実験はアレイスターの、ひいては学園都市の究極目的とも直結する。『超電磁砲』のストーリーがすでにレベル6実験との繋がりを得ていることはまあ、ネタバレのうちには入らんだろう。

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@catfist どうやらなんかを救おうとしているっぽいアレイスター、そしてダークヒーローであるアクセラレータが『超電磁砲』の今後のストーリーにも大きく関わってくるわけで、虚空爆破事件、レベルアッパー事件とステップを踏みつつそこへ向かっていることは読み取るべきかと。

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@catfist 力によって復讐しようとした弱者である爆弾魔さん、悪意によって踏みにじられた者たちを他の者を踏みつけて救おうとした木山先生、じゃあ次に出てくるのはどんな「悪」? それらを包含する学園都市のヒエラルキーって? それをも含み「魔術」とも接続する『禁書目録』の価値観って?

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@catfist つまり、悪=正義による暴力、じゃないかと。じゃあそれに対する「正義」って非暴力なのか? それだけじゃ足りないですよね。ヨソの国にまで呼ばれてホイホイ出て行き、腕一本で戦略兵器に立ち向かう上条さんが示しているのは、「博愛」と「自己犠牲」。だからわざわざ十字教なんでしょう。

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@catfist 上条さんがフラグ立て逃げ男なのもつまりはそういうことで、彼は「惚れた女のために」戦うような男じゃないんだよね。その点で、上条さんが欲しくて欲しくてしょうがない美琴は、絶対に上条さんにはなれない。それはアガペーではなくエロスだし、上条さんのために戦うとしても完全な無私ではない。

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@catfist 『超電磁砲』で美琴は、「博愛」は示している。それは上条さんがいないからともいえるし、彼女の成長ともいえる。さて「自己犠牲」は示してくれるのかな、というのがひとつ、興味のポイントだったりする。

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@catfist といっても、アクセラレータの事件については『禁書目録』で解決の形が決まっているので、いったいどうするつもりやら。

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@catfist 最初に戻る。木山先生を狂わせたのは、「目的のために他の何かを犠牲にする」という価値観だろうか。否、「何かを犠牲にしなければ目的を遂げられない」という絶望によって狂ったと解釈すべき。彼女は一言も、「子供達が犠牲にされていいはずがない」という正義は口にしなかった(漫画版では)。

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@catfist むしろそういう「言説」であり「審級」であり「正義」を口にしたのは美琴のほうだ。「とにかく他人を犠牲にしてはならない」という。だからそれは人物の持つ言説としてではなく、「学園都市」という小世界の理――力なくば絶望を打ち破れない、という点に見出されるだろう。

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@catfist そしてその「学園都市」の理を打ち破ったのは、つまり初春じゃんね。力がなければ鍛えなさい、それでも足りなければ他の道を探しなさい、それでも絶望したら隣人を頼りなさい、という。そして、だから美琴は「希望」であると。強く「なった」者、道を誤ったら止めてくれる者、そして友達。

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@catfist つっても美琴の友達感すっげーーーーーーーー弱いんだよなー。基本上条さんにしか興味ないよねあの女。だから「博愛」を示せるわけだが、そのへんはまあ今後の展開を待て、か。

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@catfist さて、「力なくば絶望を打ち破れない」というのは、「学園都市」固有の理だろうか。実は世界全部がそうなんですよ。『禁書目録』参照。そこんとこが誤解されていると思うが、これは『超電磁砲』における「学園都市」の描写にも大いに責任が帰される。

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@catfist もう一点、レベルアッパーは「学園都市」の枠組みから逸脱したものだっただろうか。異論一。「枠組み」を、組織に限定して捉えるべきではない。異論二。レベルアッパーの理論は美琴の関わるある実験と関連している。

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@catfist 次。AIMバーストとは何か。何ゆえ美琴と敵対するのか。一、アレイスターの目的に直結するであろう何かである。『禁書目録』における「虚数学区」については http://bit.ly/7wfM8R http://bit.ly/8SXBRu 参照。つまり「正義の暴力」に繋がる。

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@catfist 二、レベルアッパー使用者たちが抱えた絶望と、そこから生まれた力への渇望の集合体である。つまりAIMバーストは、強者にして弱者である。そしていずれも誤っている。しかるに、これを打ち破ることは、「力なくば絶望を打ち破れない」の理を打破することに等しい。美琴の使命はそれだ。

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@catfist まとめる。「科学」が人を疎外するのではない。人が何かを救うために何かを踏みにじる、そのとき駆使される力のひとつが「科学」である。以上、 http://bit.ly/8VXtug について。これはエントリにまとめよ。

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2009-12-17

Littlewitch活動休止に寄せて

07:49 | Littlewitch活動休止に寄せて - 猫拳@ついったー部 を含むブックマーク はてなブックマーク - Littlewitch活動休止に寄せて - 猫拳@ついったー部

もりやん
@catfist
 Littlewitch無期限活動休止。 http://www.littlewitch.jp/home/index.html(2009-12-17 13:46:00) link
もりやん
@catfist
 考えさせられる。(2009-12-17 13:46:10) link
もりやん
@catfist
 大槍氏の社長としての想いはどうだったのかなあと。聴いてみることにした >> http://www.littlewitch.jp/home/special/littlegrey/ 大槍葦人 × 杉菜水姫 トークライブ2009(2009-12-17 13:48:24) link
もりやん
@catfist
 LittlewitchはFFDという果てない理想を追い求めることから始まって、徐々に現実路線に転換していくわけだけど、それでもビジネスに適応しきれなかったと。(2009-12-17 13:49:44) link
もりやん
@catfist
 「とにかくお金が足りなくなるのが困りますね(笑)」笑 え ま せ ん >> http://www.nicovideo.jp/watch/ze9053157 「大槍葦人 × 杉菜水姫 トークライブ2009」 第一部【社長編】 前半‐ニコニコ動画(9)(2009-12-17 13:56:32) link
もりやん
@catfist
 「借金したり、社員に給料払えなくなったりすることはあるんですけど、そうなるくらいだったらもうストップしたほうがいい(抄)」笑 え ま せ ん >> http://bit.ly/5C926q 「大槍葦人 × 杉菜水姫 トークライブ2009」 第一部【社長編】 前半‐ニコ(2009-12-17 13:58:48) link
もりやん
@catfist
 Littlewitchってけっこう開発規模が大きいと思うんだけど、大作クラスのエロゲなのに「シリーズもの」「シナリオ」というウリがないのってヤバいんじゃないかなあという感覚はあったのね。それでもなおなんとかなる大槍葦人マジパネェ、とか思っていたのだががが(2009-12-17 14:02:30) link
もりやん
@catfist
 白詰草話はもう何もかも足りなかった。Quartett!!は小品としてまとめることでFFD作品として一応の完成を見た。で、少女魔法学でFFDを放棄するものの、やっぱりゲームパート入れてノベルゲー化には抵抗する。でもやっぱりロンドリーフレットからはノベルゲー化する、と。(2009-12-17 14:09:07) link
もりやん
@catfist
 FFDがコストかかりすぎてヤバイ、というのは誰もが思っていたことだったので、少女魔法学以降の路線転換に文句つける奴はひとりもいなかったと記憶している。(2009-12-17 14:13:27) link
もりやん
@catfist
 ロンドリーフレット以降は執事という流行、別エディション、FD、エロ重視と売れそうな路線を踏むわけだが、FFDだのゲームパートだのコスト食い虫要素はないものの結局エラい高級感あふれるものづくりではあり、コスト的にどうなの、という話だったのだろうか。(2009-12-17 14:16:24) link
もりやん
@catfist
 あるクリエイターの世界を表現するためだけのブランド、Littlewitchがそれであることを否定する向きはないと思う。で、同様のブランドとしてはご存知TYPE-MOONがある。両者の製作スタンスの違いは、クォリティコントロールを本人がするか否か、であったように思う。(2009-12-17 14:23:12) link
もりやん
@catfist
 クォリティコントロールを本人がするとどうなるのか。ものすごくクォリティアップしてしまうと。誰か「それ売り上げに関係ないですから」と言う役割の人はいたのか。ユーザとしてはLittlewitch確かにスゲェ、確かにスゲェけどもうちょいシナリオ凝らない?というのか実感だったんでないか。(2009-12-17 14:30:07) link
もりやん
@catfist
 ロンドリーフレット以降、あんなにスンゲェ手間がかかっているのにどうやっても「地味な良作」以上のものにはならない、というのは、選択と集中が足りなかったんではないか。コンセプト面も含めて。金かかってるわりには絶対的なウリがない。(2009-12-17 14:36:54) link
もりやん
@catfist
 ファンとしては地味な良作で全く困ることはないんだけど。(2009-12-17 14:38:02) link
もりやん
@catfist
 ていうかもうぶっちゃけシナリオだよね。原因。Littlewitch作品のシナリオが「つまらない」とは、全部やってるわけではない以上言えないが、しかし「押しが弱い」のは間違いない。イノグレにしてもシナリオの押しはめっちゃ強い。それで誤魔化せることは山ほどありそうに思う。(2009-12-17 14:41:02) link
もりやん
@catfist
 『顔のない月』も原画家が全部コントロールしてた作品といえると思うが、これもシナリオの押しはめちゃくちゃ強い。クォリティ云々ではなく押しが強い。そして何度もリメイクされてずっと売れ続けてる。シナリオが凹むのはやっぱりマズいんじゃないのかなあ。(2009-12-17 14:43:53) link
もりやん
@catfist
 俺『Quartett!!』大好きでLittlewitch最高傑作だと思ってるんだけど、これは音楽に大槍さんに拮抗できる才気と押し出しがあったから、という面があると思うのね。細井聡司と弦楽四重奏がもう殺す気満々て感じで。それで壁を破れてる気がする。(2009-12-17 14:53:00) link

「涼宮ハルヒ」と『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』が関連して論じられていない気がしてきたので

07:49 | 「涼宮ハルヒ」と『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』が関連して論じられていない気がしてきたので - 猫拳@ついったー部 を含むブックマーク はてなブックマーク - 「涼宮ハルヒ」と『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』が関連して論じられていない気がしてきたので - 猫拳@ついったー部

もりやん
@catfist
 ところで「涼宮ハルヒ」と『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』が関連して論じられていない気がしてきたので論じてみんとす。(2009-12-17 18:00:22) link
もりやん
@catfist
 「涼宮ハルヒ」の文体上の特徴はキョンの饒舌かつ軽妙な一人称にある。そしてキョンの特徴として言われるのが、彼は「信用できない語り手」であるということだと。彼はハルヒとSOS団への愛情を語らないからだ。それが明らかに「ある」にもかかわらず(2009-12-17 18:01:59) link
もりやん
@catfist
 では「信用できない語り手」はどういった作品テーマに繋がるのか。以前述べたように谷川流の作家性は「砂上の日常を、それほど必死でもなく生きる姿」にある。それこそが日常を失う恐れ、日常への愛着を際立たせると。キョンのスタンスもこれに沿うものである。(2009-12-17 18:05:23) link
もりやん
@catfist
 逆に読者の側から、ハルヒへの愛情を明らかにしないキョンへの要請は出てくるのか。ひとつ指摘できるのは「負い目」だと。我々は自らの欲望のために、自分より遥かに魅力的で優れたヒロインを消費している。してみるとヒロインの輝きに対して自己の卑小さが浮き彫りになると。(2009-12-17 18:08:03) link
もりやん
@catfist
 そして、キョンがハルヒへの愛情を明らかにしないことによって発生した物語展開上の問題は、物語が動かなくなってしまうことだと。明らかにしないだけで愛情は陥落レベルなので、他のヒロインに揺れない。自覚するという変化もない。ハルヒもキョンを愛してしまっている。どうにも動かせない。(2009-12-17 18:10:07) link
もりやん
@catfist
 では、「涼宮ハルヒ」の語り口を活かして、物語のダイナミックな展開を可能にするにはどうすればよいか。回答のひとつとして『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』が挙げられる。(2009-12-17 18:12:07) link
もりやん
@catfist
 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』について。京介は信用できるのか。言うとおり妹が嫌いなのか。解釈が分かれているが「できる」と判断する。少なくとも彼は妹に恋してはいないし、百歩譲っても結ばれることはありえない。なぜなら実妹だから。(2009-12-17 18:14:08) link
もりやん
@catfist
 そう、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』では、「涼宮ハルヒ」と同じように、1巻終了時点で主人公とヒロインは互いに陥落している。しかしそれは、恋ではない。それゆえに恋愛関係のダイナミックな展開が可能となっている。(2009-12-17 18:17:24) link
もりやん
@catfist
 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』では、主人公を鈍感にするのでも、愛情表現させるのでもなく、事実・設定を動かしてしまった。「主人公はヒロインに恋していない」と。(2009-12-17 18:18:59) link
もりやん
@catfist
 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』では、物語の軸は、主人公とヒロインの恋愛に代わって、兄妹の絆になっている。これが面白いのは好意ですらないことだ。京介が桐乃を守ろうとする理由は複雑かつ多様であり、すべてが真実である。(2009-12-17 18:21:35) link
もりやん
@catfist
 桐乃は恋愛対象ではなく、従って関係の「完成形」もそこに至るプロセスもない。シリーズ全体のオチをどうするのかは不明だが、これにより京介と桐乃の周囲を巡る循環的人間関係によって物語を駆動することに成功している。(2009-12-17 18:23:48) link
もりやん
@catfist
 では主人公/読者からヒロインへの「負い目」はどうなったか。これはそのまま残っており、京介は「だから桐乃が嫌い」とまで断言している。これは桐乃への愛情の誤魔化しなどではなく、一面の真実である。(2009-12-17 18:26:52) link
もりやん
@catfist
 京介は桐乃に負い目をもっており、違う世界に生きる者として認識している。それでもなお/それゆえに、「兄」として京介は桐乃に関わっていく。関わらざるを得なくなる。ここに、京介が桐乃に近づく、ではなく、「桐乃の世界に近づく」という運動が生まれている。これは循環的人間関係とも符合する。(2009-12-17 18:32:38) link
もりやん
@catfist
 ヒロインの世界に近づくといえば現代学園異能であるわけだが、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』では全キャラクターが「現実/日常」の範囲内に属し、日常と非日常の往還による個人的成長や、日常への一方的還元ではなく、全体がコミュニケーションにより豊かになってゆく。極めて健全。(2009-12-17 18:35:52) link
もりやん
@catfist
 まとめると、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』は、「主人公がヒロインの世界に関わってゆく」「主人公とヒロインの関係を軸として、その周囲の関係性が変化する」という二つの運動で成り立っており、「涼宮ハルヒ」の「物語が動かない」という欠点を克服している。(2009-12-17 18:38:53) link
もりやん
@catfist
 キョンのハルヒへのスタンスが結論の先延ばしだったのに対し、京介の桐乃へのスタンスは最初から結論の出ない問題への継続的取り組みであるということ。従って物語のトーンは明るく前向きである。(2009-12-17 18:40:38) link
もりやん
@catfist
 で、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』でいくら物語が動くとはいえ、それは必ずしも一方向的なものではない。動くは動くが進まない。従って達成のカタルシスを得にくい。この点では「涼宮ハルヒ」よりも後退しているとすらいえる。萌え4コマ的な時代性と言い切ることもできなくはない。(2009-12-17 18:45:59) link
もりやん
@catfist
 しかし『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』では、結末に結びつかない個別的かつミクロな達成が小さく繰り返されていることを見落としてはならない。それは必ずしも物語を先に進めるものではないが、常に日常に還元され続けている。これのあるなしは全然違うよ。(2009-12-17 18:48:19) link
もりやん
@catfist
 『ラノベ部』『ばけらの!』『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』を比較すると、物語の絶え間ない日常への還元がない分『ばけらの!』が一枚落ちるかなと思っている。ただ一番エキセントリックで面白いのも『ばけらの!』。(2009-12-17 18:55:35) link

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